- 1年間の支出と収入をまとめたい
- 家計のキャッシュフローを知りたい
- 簿記の勉強をしたら、家計簿の決算書を作りたくなった!
本記事ではこんなお悩みを解決します。
収入と支出をまとめる表を毎月作っておくと、1年に1回損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)を作るのが簡単にできます。
収入表をつくる
画像のような収入表を毎月作成しています。内容は給与明細の内容を書き写すだけです。具体的には次のリストの項目を記載しています。
- 月収
- 残業代
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 所得税
- 住民税
- (労働組合費用)
上記のリストは会社関係の収入のみですので、会社以外の収入がある場合は別のシートに記載しています。
支出表を作る
画像のような支出表も毎月作成しています。毎月作成する家計簿から金額を引用しました。
変動費を自動で計算できるExcel家計簿の作り方についてはこちらの記事を参考にしてください。
【家計版】損益計算書(PL)を作る
損益計算書とは、特定期間の費用・収入・利益を明らかにする表のことです。筆者は下の画像のように作成しています。期間は1月~12月までです。
支出については、項目ごとに分けて各項目のバランスを見ることができます。具体的には、税金や社会保険料とそれ以外の支出に分けます。税金や社会保険料は自分でコントロールすることができませんが、それ以外の支出(生活費等)は見直しの余地があります。
収入については、毎月の給料(額面)等が該当します。
- 収入 ー 税金・社会保険料 = 手取り金額(自由に使えるお金)
- 収入 ー(税金・社会保険料+支出) = 利益(貯金額)
以上の式で1年間で貯金できた金額が分かります。毎年記録していくと変化が分かって面白いです。
【家計版】貸借対照表(BS)を作る
貸借対照表とは、特定時点の資産・負債・純資産の状況を表したものです。
資産とは、現金や株式、不動産等のことです。私は便宜上、口座ごとに項目を分けて書いています。負債とは、奨学金や住宅ローン等の将来返済する必要のあるお金のことです。
純資産 = 資産の合計 ー 負債の合計
で出すことができます。
負債が全くない方は、貸借対照表を作る必要がないですね
例えば新卒1年目で奨学金を返済し始めたばかりの方は、純資産がマイナスになることが多いかと思います。筆者も実際に純資産が圧倒的にマイナスでした。「まずは純資産をプラスにすることを目標に頑張る!」と目標を立てることで、モチベーションを上げていました。
まとめ:家計の決算書を作るには
本記事では、家計版の決算書(損益計算書・貸借対照表)の作り方を紹介しました。
損益計算書と貸借対照表があれば、1年の家計のお金の動きが見えてきます。しかし、年末に全て作ろうとすると大変なので、「収入表」と「支出表」を毎月埋めるようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。